スタイリスト 冨張愛さんに聞く、スカーフ活用術
人気スタイリストの冨張愛さんをゲストに、スカーフを使ったスタイリングをご紹介。スカーフを選んだ理由から、コーディネートのポイント、巻き方までを教えていただきました。気温の上昇とともに薄着になり、スタイリングが単調になるこれからの季節。スカーフを活用して、コーディネートに差をつけてみませんか?
スタイリスト
冨張愛さん
大学在学中から雑誌の読者モデルやテレビ番組のレポーターとして活躍。卒業後はIT企業でプロデューサーや広報を担当。現在はタレントやアナウンサーのスタイリングを中心に活躍し、アパレルブランドからのコラボレーション依頼も多数。
Instagram @megumitomihari
Styling1
小判スカーフは
首元にさっと巻いて
ワンポイントに活用
「爽やかなイエローがこれからの季節にぴったり。ビビッドな赤を組み合わせた配色も目にとまりました。43㎝四方のミニサイズなので、首元にちょっと巻くのにおすすめです。あまりスカーフを使ったことがないという方でも挑戦しやすいサイズ感だと思います」。
フレッシュなイエロー
のアクセントが映える
夏のデニムスタイル
「イエローが放つヘルシーなイメージにリンクさせ、爽やかなライトブルーのデニムスタイルのワンポイントとして活用しました。ブラウス×デニムというごくシンプルなカジュアルスタイルも、首元にアクセントカラーを取り入れるだけで、こなれた印象に仕上がります」。
Lecture
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Styling2
愛らしいスカーフは
ハンサムな
ネクタイ巻きで
「ニュアンスカラーの配色がお気に入りです。柔らかな色調で描かれた花模様がエレガントで、コーディネートに華やかさと上品さを与えてくれそうです。色使いもプリントもフェミニンな印象ですが、あえてネクタイ巻きにしてみました」。
柔らかトーンの
フェミニンスタイルに
ハンサムな要素をひとさじ
「スカーフが醸し出す上品な雰囲気に揃えて、オールホワイトでコーディネートしました。ネクタイ巻きにすることで、ちょっぴりハンサムな雰囲気をプラスし、タイトスカートとのコンビで縦のラインを強調させ、スタイルアップを計算したのもポイントです」。
Lecture
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Styling3
大判スカーフは
波打つヒダが印象的な
ドレープ巻きで楽しむ
「ふだんから頻繁に取り入れているスカーフ術のひとつ、ドレープ巻きにぴったりなのが大判サイズのスカーフです。青の濃淡でペイズリー柄を表現したドラマティックなたたずまいに魅力を感じました。シンプルな装いも印象的に変えてくれます」。
ブルーのグラデーションで
演出する、洗練された
ワントーンコーデ
「スカーフに存在感があるので、同系色のセットアップを合わせてなじませました。シンプルにまとめることで、スカーフを際立たせたのもポイントです。例えば、レセプションパーティーでのスタイリングなど、華やかなシーンにも合いそうです」。
Lecture
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Styling4
シンプルなポニーテール
スタイルが引き立つ
シックな花柄のスカーフ
「ヘアアクセサリーとして活躍してくれるリボンスカーフです。可愛らしい印象の花柄を、モノトーンの配色で大人っぽくまとめているところに惹かれました。気温が高まるこれからの季節、髪を結ぶことが増えるので、まとめ髪にした際のアレンジに最適です」。
アクセサリー感覚の
リボンスカーフを味方に
夏のモノトーンを刷新
「エレガントな白のロングワンピースに、リボンスカーフをヘアアクセとして添えた、涼しげでシックなモノトーンスタイルです。スカーフを引き立たせるためアクセサリーは最小限に抑えつつも、シルバー小物でトレンド感をプラスしてみました。夏、旅先のリゾートで楽しみたいスタイリングです」。
Lecture
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Styling5
軽快なアフガン巻きも
深紅のボタニカル柄で
エレガント見えが可能
「ヤシやシダなどのボタニカル柄が配されたスカーフです。鮮やかすぎない落ち着いたトーンの赤なので、スタイリングを選ばず合わせることができそうです。定番のアフガン巻きで顔まわりを明るく演出しました」。
さし色を効かせて
トラッドカジュアルの
鮮度をアップ
「赤ベースのスカーフと相性のいいネイビー、白、インディゴカラーを組み合わせました。クラシックなダブルブレストジャケットを肩がけしたトラッドカジュアルも、スカーフが加わるだけで華やいだ雰囲気に変わります。オンオフ問わず楽しめるスタイリングです」。
Lecture
Styling6
キレイ色スカーフ×
ハンドル結びで
シンプルなバッグが激変
「フレッシュなグリーンに星柄、花柄、リバティの文字…可愛らしいモチーフに目を奪われ手に取ったスカーフです。15cm×100cmの縦長タイプなので、バッグの持ち手に巻くアレンジにしてみました。エレガントなバッグに遊びのあるスカーフというギャップがポイントです」。
グリーンをアクセントに
ワントーンスタイルを
おしゃれに攻略
「リボンスカーフの配色で使用している色味を拾って、ペールイエローのセットアップとコーディネートしました。洋服から小物まで全てを同系色で統一することで、ハンドルに巻きつけたグリーンのスカーフがさし色になっています。オンはもちろんですが、友人とのランチなど、お出かけスタイルにもマッチしそうです」。