スタイリスト福田麻琴さんが語る、リバティプリントの魅力
素敵なゲストをお招きして、リバティプリントの魅力についてお話を伺う本企画。第一回目は、人気スタイリストの福田麻琴さんの登場です。リバティとの出会いから愛用品、新作についてまで、リバティへの想いをたっぷりと語っていただきました。
スタイリスト
福田麻琴さん
文化服装学院卒業後、アパレル会社勤務を経てスタイリスト森美幸氏に師事。2003年に独立し、女性誌、広告、CMなどで活躍中。フランスに留学するほどのパリ好きで、フレンチテイストに抜け感を添えたベーシックスタイルに定評あり。
Instagram @makoto087
幼少時代から
親しんできた小花柄。
どこかに感じる
大人っぽさが魅力
――初めてリバティプリントに出会ったのはいつですか?
「思い返すと、子どもの頃に母親が手作りしてくれた花柄のスカートが最初の出会いです。いつも妹とお揃いだったのでよく覚えています。歴史あるリバティ社という、花柄を中心とした生地メーカーがあると知ったのは20年ほど前、スタイリストになってから。アパレルブランドとリバティのネームタグがダブルで付いているシャツやブラウスを見て、これが本物だ!と改めてグッときたのを覚えています」。
――リバティプリントにはどんな印象がありますか?
「やはり小花柄という印象が強いです。見ているだけでウキウキして、気持ちが上がってハッピーに。メイク道具が持ち運べるヴァニティケースなどのトラベルシリーズも可愛く、旅に出たくなります」。
――リバティプリントに魅了される理由は?
「生地の風合いがよく、品のよさと高級感がありますよね。カジュアルなアイテムだとしても、決してカジュアルになりすぎない、大人っぽさが表現できるところが魅力だと思います。種類の豊富さも魅了される理由のひとつ。年間約100種類以上もの新しい柄が登場するそうで、選ぶ楽しみもあります。来年は会社創立150周年を迎えるとのことで、愛され続けている証だなと思います」。
リバティプリントを
エッセンスとして
取り入れるのが
マイスタイル
――愛用しているアイテムを教えてください。
「Bonpointで購入したトートバッグです。ブルーベースの小花柄で、リバティのファブリックが使われています。A4がすっぽり入るサイズで使いやすく、息子が生まれたのを機にマザーズバッグ、お稽古事用のバッグとして10年くらい前から愛用中です」。
――セミオーダーでギンガムチェック柄のスカートを作られたことがあるそうですが、いかがでしたか?
「自分だけのオリジナルを作るという特別感がありました。“リバティプリント=花柄”のイメージがある中、チェック柄が新鮮で、ギャザーがたっぷり入ったロングスカートを白×黒のギンガムチェックでオーダーしました。ウエストが総ゴムでストレスフリーなのに、一枚でサマになります。これからの季節は白や黒のTシャツと合わせ、シックなモノトーンで着こなす予定。次に作るならサマードレスがいいです。普段はあまり着ない暖色の花柄に挑戦してみたい。リバティ社のテキスタイルは上品なので、思いきってトライすることができそうです」。
――福田さん流の柄の取り入れ方を教えてください。
「洋服よりも小物、洋服なら顔から遠いボトムスで取り入れることが多いです。柄に使われている一色を拾って、コーディネートする。これが、柄を取り入れるコツです。最近は、少しフェミニンなものをプラスしたい気分なので、デニムスタイルを可愛く見せるための+αのアイデアとして柄を活用していきたいです。単色やシックなカラーのなじむものが好みですが、この夏は多色使いにも挑戦したいですね」。
年齢を重ねても、
価値あるものとして
ずっと愛用していきたい
――今シーズンのコレクションを見た感想は? おすすめのアイテムを選んでいただきましたが、セレクトのポイントを教えてください。
「今まではマダムが似合いそうなエレガントな柄やアイテムが多い印象でしたが、今シーズンはカジュアルに取り入れられそうなアイテムが多く、より身近な感じがしました。今回セレクトしたアイテムはフィーリングで選びました。デイリー使用したいものがたくさんありましたね」。
――昔と今とで、柄との向き合い方に変化はありましたか?
「似合う柄が変わってきたように感じます。年齢を重ねて華奢なジュエリーよりもボリュームのあるジュエリーの方がしっくりしてきたのと同じように、小花よりも大きな花柄の方が似合うようになった気がします。リバティプリントには柄の選択肢がたくさんあるので、その時々に合うものを吟味して価値あるものとして長く付き合っていきたいです」。
福田さんがおすすめする
アイテムはこちら
カラフルな
チューリップ柄が目を引く
巾着トートバッグ
「デニムに映えると思って選びました。表と裏で柄が違うところや筒状のフォルムが可愛いですね。内側にも外側にもたくさんポケットがあり、コスメ、鍵などを分別収納できてポーチいらず。春夏はワンピース一枚やワンツーコーディネートになりがちなので、このバッグがあるだけで華やぎます。白や黒のサマードレスにも似合いそう」。
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セット使いも楽しめる
シックな色味の
カチューシャ&シュシュ
「ロングヘアなので、ヘア小物をよく探しているのですが、こちらは可愛すぎないシックな色みが気に入りました。“効かせる”よりは“なじませる”方向で、大人でもしっくりくると思います。髪に優しいシルク素材というのもポイントです。柄の中から一色を拾って、ネイビーやブラウン系のコーディネートに合わせるのがおすすめです」。
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夏コーディネートの
幅が広がる、汎用性の
高いセットアップ
「セットアップならワンピース感覚で、トップスの単品使いならインディゴカラーのセミワイドなデニムパンツを合わせたい。スカートの場合は、白や黒、ネイビーなどのベーシックカラーのTシャツとコーディネートしたいですね。レトロな大きめの花柄が大人っぽく、年齢を重ねて白髪になった自分が着ている姿が想像できます。かごバッグとも相性が良さそう」。
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アイデア次第で
自在にアレンジできる
美しいシルクスカーフ
「今の気分は、“巻く”から“包む”アレンジへ。見せられる面積が増えるので、より柄を楽しむことができます。洋服に合わせるのはもちろん、かごバッグや花瓶を覆うように包んで、小物やインテリアに活用するのもおすすめ。グリーン(右)は、手持ちのワードローブになじみそうな柄。白(左)は、自分の中では挑戦ともいえる新鮮な柄がお気に入りです」。
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愛らしさと
機能性を両立させた
おしゃれで実用的な
AirPodsケース
「 “小さい” “コロンとしたデザイン” “花柄”という佇まいが、ただただ可愛い。AirPodsは無機質なものだからこそ、可愛らしいものにしまっておきたいです。収納したまま充電ができるよう底に穴が開いていたり、パンツのベルトループ、バッグ、ポーチにつけられるようクリップ付きだったり、機能面も考えられていて優秀」。
リバティの
アイコニックなプリント
「ポピー ドーン」柄の
クラッチバッグ
「同系色でまとめたシックな色合いが素敵。光沢のあるサテン地にプリントされた大きめの花柄が印象的で、白シャツにマッチするかなと思ってセレクトしました。アクセサリー感覚で持てるので、ちょっとしたお出かけにぴったり。シャツにマニッシュなワイドパンツを合わせたオンスタイルに持ちたいです」。