ソーイングに関する質問に、リバティのエキスパートが答えます
ロンドンのリバティストアで働いているソーイングのエキスパートが、洋裁に関して寄せられる質問にお答えします。あなたの次の作品作り #LibertyCraftClub の参考にしてください。
芸術、文化、デザイン、美の追求を原動力とし、発見を続けるリバティ。私たちの中心には真のデザイン機関であるリバティ・ファブリックスがあります。ストアの3階(日本の4階に相当)にあるリバティ・ファブリックスは、1875年の創業以来、デザインの最先端を走り続けています。華やかなシルクから1930年代のクラシックな小花柄まで、5万点にも及ぶプリントのアーカイブを持つことでも世界的に有名なリバティのラグジュアリーな生地は、あらゆる種類のクラフト作品にカラフルなキャンバスを提供します。そして、ロンドンのリバティで購入できるのは生地だけではありません。リバティでは、クラフト・コミュニティにできる限りのサービスを提供するため、豊富なアドバイスも提供しています。日ごろ、皆さまから寄せられるソーイングに関する質問にエキスパートのアリソン、アンドレア、エレオノーラがお答えします。
Alison Lewis
リバティで約34年間、店舗のさまざまな部門で働いてきましたが、「ファブリック&テキスタイル」は、高級なタナローンやシルクを扱う、私にとって最も幸せな場所です。毎日、古くからの顧客や新しいお客様にお会いし、自分の仕事をやり遂げたことを実感しながら、お客様の笑顔を見るのが大好きです。私の信条は、「縫い方を教えれば誰でも縫える」。裁縫を始めるときには、誰でもインスピレーションとちょっとした励ましが必要です。私のゴールは、一人でも多くの人に自分の服を作り、縫うきっかけを与えることです。
よくある質問
タナローン コットンでは何が作れますか?
ブラウスやドレスからスカートまで、またキルトにもお使いいただけます。
写真でアリソンが着ているようなエプロンドレスの型紙はありませんか?
私は "お時間はどのくらいありますか?"と答え、もしお時間があれば、お客様と一緒に座ってドレスのパターンを作成するための私自身の方法をお見せします。
私からのアドバイス
まずはシンプルな柄を選んでください。そして、素晴らしいタナローン・コットンや、シルクサテン、シルククレープ デシンなど素材を選んでください。何よりも大切なのは、楽しみながら、誇りを持って自分の作品を着ることです。
Andreea Coseraru
私は昨年の12月からリバティでのキャリアをスタートしたので、リバティ・ファミリーの新メンバーです。服地に関しては全くの初心者だったので覚ることが沢山ありましたが、1ヶ月も経たないうちに、クリスマスプレゼントとして初めてミシンを購入しました。リバティ・ファブリックスの売場にある沢山のプリントに、そして素晴らしい同僚たちの手作りの服に、とてもインスパイアされ、自分でも作ってみたくなったのです。今では裁縫が趣味となり、服装に合わせてヘアアクセサリーを作るのが大好きなんです。
よくある質問
リバティ・ソーイング・パターンに必要な生地の量は?
通常、パターン自体が生地の量を教えてくれますが、ブランドによってサイズが変わるので、まずはご自身のドレスサイズを正確に知る必要があります。私がお手伝いしているのは、お客様に正しいサイズを測ってもらってから、作るべきサイズと買うべき生地の量をアドバイスすることです。
私からのアドバイス
あせらず、じっくりと自分のやっていることを理解するしてください。これは私自身の経験から言っているのですが、私はとてもエキサイトして、すべてのプロジェクトを早く終わらせたくなるのですが、時には少し忍耐が必要です。
Eleonora Tata
スーツケースに荷物を詰めた後(イタリア人の頑固さと勇気でいっぱい)、私は演技のキャリアを追求するためにロンドンに移りました。ナショナル・シアターで演じることを夢見ながら、帽子への情熱に目覚め、ついに自分のブランドを立ち上げ、フリーランスとしてさまざまな劇場とコラボレーションすることで、自分の芸術性を表現する方法を見つけました。子供の頃から歴史的な衣装に魅了され、テーラーだった曾祖父と祖母から手作りへの愛情(と能力)を受け継いできました。
よくあるご質問
リバティの生地で最も人気のデザインは?
3階のドレスファブリックのフロアでは、最新コレクションが一番前に常に展示され、発見されるのを待っています。
何メートル必要ですか?
何を作るかによりますが、ロングスカートの場合は最低でもスカート丈の2倍は必要です。生地の長さではなく、幅を活用することで(プリントの繰り返しが許せば)材料とコストを節約できることもあります。
それは自分で作ったの?
私が着ているリバティプリントに見覚えのあるお客様はよくいらっしゃるので、これは私が一番よく聞かれる質問です。最近では、「ピクニック・パレード」のシルクサテンを使って、以前に作った、持っていた古いブラウスのパターンをトレースしたパターンを拡張し、ドレスを作りました。
私からのアドバイス
どんなことでも可能で、高度な裁縫技術は必要ないかもしれません!まずは自分が納得できる簡単なものから始めて、購入した布地を最大限に活用してください。