チャット・ウィズ… ベッツィ＆モード

まずはあなた自身についてお聞かせいただけますか？
ノスタルジーを感じさせつつ現代的なデザインを手掛ける「ベッツィ＆モード」のクリエイター、ヴィヴィアン・ハミルトンです。「ベッツィ＆モード」はまだ立ち上げたばかりで、WEBサイトも公開されたばかりですですが、リバティを愛する人たちからの反響が大きく驚いています。

どんな物を作られているんですか？
手作りのリバティ・ロープ・ボールを作っています。まず天然で無染色、責任を持って調達されたコットンのロープにゴージャスな生地を絡ませていきます。この作業はとても時間がかかりますが、編み物のようなカタルシスがあります。その後コイル状にしミシンで縫っていきます。段々と形になっていくのを見れるので、とてもやりがいがあります。

色やテクスチャー、パターンの素敵な組み合わせは、モザイクワークと似ているところがたくさんあります。ニキ・ド・サンファルの素晴らしいパターンと色にインスパイアされ、また、カフェ・ファセットにも憧れています。

「ベッツィ＆モード」という名前の由来は？
リバティの「ベッツィ」はとても魅力的で、楽しさとシリアスさが同居しています。またリバティプリントを着ていた私の最初の友人が「モード」と呼ばれていました。彼女は頭からつま先までリバティプリントを身に着けていて、子どもの頃に畏敬の念を持って彼女を見ていたのを覚えています。とても伝統的な名前ですし、クリームティや花柄のドレスを連想させるので、私のブランドにぴったりだと思いました。"Maud, Come into the garden. "という有名な一節があるアルフレッド・ロード・テニスンの「Maud」という詩も好きでなんです。

お仕事はひとりでされているんですか？
スタジオにはワイマラナーのハリスがいつもいてくれるのでひとりではありません。彼はロープの切れ端で遊ぶのが大好きで、残り物を使って室内用のフリスビーを作ってあげています。彼のお気に入りもベッツィなんですよ！

スタジオで仕事をしている地元のアーティストたち（彼らも犬を連れています！）とも提携していて、彼らは私の端材を作品に使ってくれるので無駄なものは何もありません。近いうちにもう少し人手が必要になるでしょうね。

手づくりということはあなたにとって重要ですか？
私は手作りの商品が大好きで、アーティストが完成品の一部になっていることに詩的なものを感じます。絵を見て実際の筆跡を見たり、石の彫刻を見てノミの跡を見たりするように、その人のスタイルや個性が製品に反映されていることが多いので、 思わず背筋がゾクゾクしてしまいます。

お気に入りのリバティプリントを教えてください。
もちろん「ベッツィ」はお気に入りのひとつですが、「チャイブ」のグリーンも大好きです。新鮮であると同時に時代を超越していて、ログファイヤーと花畑の夢を同時に見させてくれます。つまり、冬と夏の両方を1つのプリントできちんと表現しているのです。

ブランドの今後の展開は？
「ベッツィ＆モード」の春コレクションで母の日用の素敵なボウルを発表しました。取っ手のついた形も試してみたいと思っています。

私のボウルをぜひ手に取って色々な角度から見てもらいたいので、小売店での販売もしたいと思っています。もちろん一番の夢は私の作品がリバティの店頭に並ぶことです！

リバティプリントの愛好家の皆さん、私たちはいつでも皆さんの作品を見たいと思っています。あなたがどんな作品を作っているのか、#LibertyCraftClubをつけてSNSに投稿してください。