ソーイング初心者にお勧めな生地の選び方

#CraftClub のチュートリアルをブックマークして、必要な裁縫道具を揃え、リバティ・ファブリックスの生地コレクションからインスピレーションを得て......さあ、あなたは初めてのソーイングプロジェクトに取り組む準備が整いました！

伸縮性は？ミシンにかけられる？洗濯機に入れられる？- もう色々と悩む必要はありません。初心者に扱いやすい（あるいは扱いにくい）生地かどうかを見極めるには、いくつかの重要なポイントがあります。なぜなら、その作品に適した生地を見つけることが、自慢の作品に仕上がるか、それともお蔵入りになるかの分かれ目になるからです。刺繍に挑戦するにしても、パターンカッティングの練習をするにしても、あるいは洋裁の世界に飛び込むにしても、ベースとなる布地によって得意不得意があります。では、さっそく始めましょう。

縫いやすい生地とは？

上質な生地は、あなたの自信を高め、より良い仕上がりを生み出します。すべての新しい技術と同じように、裁縫も練習が大切です。布地を扱い、その扱い方を学ぶことは、時間とともに簡単になっていきます！

初心者に優しい生地とは

1) 厚すぎず、薄すぎず
安定感があり、シャリ感があり、しっかりと織られている軽量生地を探すのが鉄則です。そうすることで、ミシンで操作しやすくなります。薄手の生地は扱い過ぎると伸びてしまいます。一方、厚手の生地は、ミシンの押え金や針の下で、生地とパターン・ピースを操作するのが難しくなるため、縫うときに注意が必要です。

2) 伸縮性がほとんどない
シンプルに言えば、生地は裁断しやすく、扱ったときにあまりずれないものであるべきです。伸縮性のある生地は、縫製中にとても簡単に伸びてしまい、生地がたるんだり（美しいドレープではなく）破れたりしやすくなります。

3) 柄合わせを必要としない
さまざまなプリントや柄、色使いに夢中になりながら生地をリサーチしていると、直線的なプリントや柄合わせに手間がかかる柄に出くわすかもしれません。プリントを選ぶときは注意し、無地かランダムプリントにしましょう。そうすることで、多くの時間と頭痛の種を減らすことができます。

適切な生地の厚さの選び方

生地を探す場合、重量はライト、ミディアム、ヘビーウエイト、またはGSM番号で等級付けされるのが一般的です。GSMとは1平方メートルあたりのグラム数のことで、生地の重さを表します。一般的に、GSMが高い生地ほど厚く、耐久性に優れています。一般的にGSM値が高い（200gsm前後）生地ほど、繊維の密度が高く丈夫なため、初心者に適しています。

コットン・ローンとコットン・ポプリンはどちらもしっかりと織られた軽い生地で、ほつれにくく、滑りにくく、伸縮性がないため、縫いやすい生地のひとつです。アイロンでプレスするのもとても簡単で、濃いプリントを選べば、カバーしきれない部分を隠してくれるので、初心者には特におすすめです。

リバティを代表する滑らかな手触りのタナローン・コットンは、クラフトに最適な素材として選ばれ、高い評価を得ています。市販されている生地の中で最も用途の広い生地のひとつであるタナは、豊かな色彩とシルクのような手触りで知られていますが、通気性に優れ、洗濯機で洗うこともできるので、どのような手芸にも、どのような技術レベルにも対応できる最適な生地です。

キルティングコットンは、滑らかな肌触りと安定した織りが特徴で、ソーイング初心者に人気のある素材です。用途が広く、さまざまなプリントやカラーがあるので、あらゆるソーイング・プロジェクトに最適です。コットン100％のラセンビィ・コットンは、丈夫で洗濯機で洗え、リバティの象徴的なデザインが色彩豊かに施されているため、キルティングに最適です。コットン100％のタナよりやや重めのラセンビィは、1平方メートルあたり146グラムで安定感があります。（リバティジャパン公式サイトにてラセンビィ・コットンのお取り扱いはございません。ご了承ください。）

リバティ・ファブリックスのプレーン・コレクションは、タナローン・コットン、シルクサテン、シルク・クレープデシンなど、手触りのよいナチュラルな生地が揃っています。（リバティジャパンでは、タナローン・コットンのみのお取り扱いとなります）。1800年代後半、リージェント・ストリートのアイコン的存在だったリバティの店舗のために作られた最初の製品は、無地の染め生地で、やがて「リバティ・アート・カラー」として世界中に知られるようになりました。

最初に必要な材料はそれほど多くはありませんが、適切な針や糸などを揃えることは大きな助けになります。お勧めのキットリスト（英語版）はこちら：