THE ARCHIVE BOOK

1875年から今日に至るまで、リバティの画期的なデザインの歴史をたどることができるアーカイブは、まさにリバティの核心であり、魂と言えるものです。約50,000点にも及ぶこのコレクションは、ヘッド・オブ・アーキビストのアナ・ブルーマにより保護・管理され、過去25年間にわたり、世界クラスの最先端デザインリソースへと変貌を遂げてきました。

遺産と同じくらい革新の遺跡であるリバティのアーカイブは、ロンドンのスタジオで作成された新しい手描きのアートワークにより、常に更新されています。デザインは過去1世紀半に渡り、影響力のある芸術運動やスタイルなど、多様でありながら、リバティ特有のスピリットで統一されています。

リバティの歴史を形成したデザイナー、プリンター、芸術運動の裏話などが満載のアーカイブ・ブックのページをめくり、このユニークで貴重なプリントデザインの世界を垣間見る旅に出かけましょう。

「アーカイブを生かすには更新が必要です。アーカイブを引用し、新しいデザインに活かす。アーカイブはデザイナーにインスピレーションを与え、デザイナーはアーカイブに還元するのです。」

「私がアーキビストになったのは、アーカイブを検索できるようにするためです。以前は、手に取った本の中に何が入っているかは運次第でした。」

「現在、アーカイブの物理的な資料は、元冷戦時代に造られた安全性の高い航空機の格納庫に保管されています。この格納庫は、洪水、火災、湿気、害虫、核汚染から保護されており、たとえ爆弾が落ちてきたとしても、リバティのプリントアーカイブは生き残ることができるのです。」

「リバティ・アーカイブにスポットを当てた本の制作に協力できたことは喜びでした。アーカイブについてはかなり知っているつもりですが、社外の研究者から情報を得るたび、そして、時間をかけ私たちのボックスを掘り下げるたびに、まだまだ驚かされることがあります。」